23年春期 午前Ⅱ⑤
問21 次数がnの関係Rには、属性なし(Φ)も含めて異なる射影は幾つあるか。
ア n イ 2n ウ n2 エ 2ヘn
【解答】エ
→?性がn個ある関係からの射影なので、n個の全て組み合わせになります。
射影を行うとき、各属性は選ばれるか、選ばれないかの2つしかないので、射影の個数としては2n(エ)になります。
問22 バグ埋込み法において、埋め込まれたバグ数をS、埋め込まれたバグのうち発見されたバグ数をm、埋め込まれたバグを含まないテスト開始前の潜在バグ数をT、発見されたそうバグ数をnとしたとき、S、T、m、nの関係を表す式はどれか。
【解答】ア
→埋め込まれたバグを含まない総バグ数=n-m
問23 ソフトウェア開発組織の活動状態のうち、CMMIモデルにおける成熟度レベルが最も高いものはどれか。
- ア 作業成果物の状況が、主要なタスクの完了時点で管理層に対して見える状態になっている。
- イ 実績が定量的に把握されており、プロセスが組織的に管理されている。
- ウ プロセスが明文化されて、組織内の全ての人がそれを利用している。
- エ プロセスを継続的に改善していくための仕組みが機能している。
【解答】エ
→CMMI(capability maturity model integration)能力成熟度モデル統合
CMMIの5つの段階は以下のようになっています。
成熟度レベル1
初期 プロセスは場当たり的で秩序がない。こうした組織でのプロジェクトの成功は、実績のあるプロセスによるものではなく、組織に属する個々人の能力と英雄的行動に依存している。
成熟度レベル2
管理された 組織はソフトウェア開発などの成功を反復して実行することができるが、組織の全てのプロジェクトにおいて反復が実現できているとは限らない。
成熟度レベル3
定義された 組織の標準プロセスが確立しており、利用可能になっていて、時が経つにつれ標準プロセスは改善される。 こうした標準プロセスは、各プロジェクト向けに手直しされて利用される。
成熟度レベル4
定量的に管理された 組織やプロジェクトは品質とプロセス実績のデータを持ち、実施するプロセスの効果を定量的に把握し、プロセスを適用することで得られる結果を予測する手法を持っていて、この予測から定量的に目標を立てて、プロセスを制御する。
成熟度レベル5
最適化している 成熟度レベル4の定量的な管理を基に、今までにない新しい施策にも取り組み、改善のための根本原因を調査し、問題の発生を未然に防ぐことができる。さらにこれらの施策の効果を定量的に評価し、継続的な改善を行える。
問24 情報システムの設計において、フェールソフトが講じられているのはどれか。
- ア UPS装置を設置することで、停電時に手順どおりにシステムを停止できるようにし、データを保全する。
- イ 制御プログラムの障害時に、システムの暴走を避け、安全に運転を停止できるようにする。
- ウ ハードウェア障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする。
- エ 利用者の誤操作や誤入力を未然に防ぐことで、システムの誤動作を防止できるようにする。
【解答】ウ
→ア フォールトトレラント--耐障害性
イ フェールセーフ エ フールプルーフ
問25 ISMSにおけるリスク分析手法の一つである“詳細リスク分析”で行う作業はどれか。
ア 情報セキュリティポリシの作成
イ セーフガードの選択
ウ リスクの評価
エ リスクの容認
【解答】ウ
→セキュリティポリシの作成-->情報セキュリティの基本方針を決める時
→セーフガード-->重大な損害の防止をはかるために認められている緊急措置
セーフガードの選択,リスクの容認は、情報セキュリティ対策で行う