23年春期 午前Ⅱ⑤

問21 次のSQL文をA表の所有者が発行した場合を説明したものはどれか。

    GRANT ALL PRIVILEGES ON A TO B WITH GRANT OPTION

  • ア A表に関する、SELECT権限、UPDATE権限、INSERT権限、DELETE権限などのすべての権限、及びそれらの付与権限を利用者Bに対して付与する。
  • イ A表に関する、SELECT権限、UPDATE権限、INSERT権限、DELETE権限などのすべての権限を利用者Bに対して付与するが、それらの権限の付与権限は付与しない。
  • ウ A表に関する、SELECT権限、UPDATE権限、INSERT権限、DELETE権限は与えないが、それらのすべての付与権限だけを利用者Bに対して付与する。
  • エ A表に関する、SELECT権限、及びSELECT権限の付与権限を利用者Bに対して付与し、UPDATE権限、INSERT権限、DELETE権限、及びそれらの付与権限は付与しない。



【解答】
[GRANT ALL PRIVILEGES ON A TO B]でA表に関するすべての権限(SELECT権限、UPDATE権限、INSERT権限、DELETE権限など)を利用者Bに付与 [WITH GRANT OPTION]--権限を付与するGRANT文の実行権限を付与


問22 操作に不慣れな人も利用するシステムでは、間違ったデータが入力されることが想定される。
誤入力が発生しても、プログラムやシステムを異常終了させずに、エラーメッセージを表示して次の操作を促すような設計を何というか。

 ア  フールプルーフ  イ  フェールセーフ
 ウ  フェールソフト  エ  フォールトトレランス



【解答】


問23 共通フレーム2007で取り決められているものはどれか。

 ア  作成する文書の種類及び書式
 イ  信頼性、保守性などソフトウェアの品質尺度
 ウ  適用すべき開発モデル、技法及びツール
 エ  プロセスごとの作業者の主体者(役割)と責任の所在



【解答】
→ア 書式や文書の種類を決めることは書かれているが、具体的な内容は書かれていない。イ,ウ 同じく


問24 (1)〜(4)はある障害の発生から本格的な対応までの一連の活動である。
(1)〜(4)の各活動とそれに対するITILの管理プロセスの組合せのうち、適切なものはどれか。

(1) 利用者からサービスデスクに“特定の入力操作が拒否される”という連絡があったので、別の入力操作による回避方法を利用者に伝えた。
(2) 原因を開発チームで追及した結果、アプリケーションプログラムに不具合があることが分かった。
(3) 障害の原因となったアプリケーションプログラムの不具合を改修する必要があるのかどうか、改修した場合に不具合箇所以外に影響が出る心配はないかどうかについて、関係者を集めて確認し、改修することを決定した。
(4) 改修したアプリケーションプログラムの稼働環境への適用については、利用者への周知、適用手順及び失敗時の切戻し手順の確認など、十分に事前準備を行った。



【解答】
→インシデント--サービス中断につながる事故・障害
 問題管理--OSやソフトウェアパッケージの不具合情報を監視


問25 入出金管理システムから出力された入金データファイルを、売掛金管理システムが読み込んでマスタファイルを更新する。
入出金管理システムから売掛金管理システムへのデータ受渡しの正確性及び網羅性を確保するコントロールはどれか。

ア 売掛金管理システムにおける入力データと出力結果とのランツーランコントロール
イ 売掛金管理システムのマスタファイル更新におけるタイムスタンプ機能
ウ 入金額及び入金データ件数のコントロールトータルのチェック
エ 入出金管理システムへの入力のエディットバリデーションチェック



【解答】
→データ数が一致しているかどうかチェックして整合性を取る